健診の数値だけでは見えない高齢者の機能低下 握力・歩行・服薬を継続評価
採血や画像検査に大きな異常がなくても、立ち上がりや歩行、買い物、服薬管理が以前より難しくなることがある。高齢者の機能評価は、握力や歩行を単独で診断に使わず、認知・栄養・視聴覚・心理、服薬、生活環境と合わせて追跡する。
採血や画像検査に大きな異常がなくても、立ち上がりや歩行、買い物、服薬管理が以前より難しくなることがある。高齢者の機能評価は、握力や歩行を単独で診断に使わず、認知・栄養・視聴覚・心理、服薬、生活環境と合わせて追跡する。
高齢者の頭部打撲は、直後に会話できても、意識や歩行の異常などが後から表れる場合がある。救急の兆候を先に確認し、帰宅を認められた後も最初の24時間は家族らが付き添い、その後の変化を時系列で残す。
夏の寝室では、寝苦しさへの対策と夜間の熱中症予防を切り離せない。冷房の数字だけで決めず、寝床付近の室温を測り、空調と気流、遮光、入浴の時間を組み合わせるのが基本となる。
熱湯や火によるやけどでは、熱源から離れ、衣服の上からでも速やかに流水で冷やすことが初動になる。呼吸苦や意識の変化、顔を含む広範囲の受傷では、冷却を続けるより119番通報と搬送を優先する。
寒さの中で震えや動作の鈍さが出たら、まず風雨を避け、濡れた衣服を乾いた物に替えて全身を覆う。会話がかみ合わない、ふらつく、意識や呼吸に異常がある場合は、家庭で温め続けず119番通報と救命処置を優先する。
夜中にふくらはぎが突然硬くなって痛むこむら返りでは、片脚の腫れや息苦しさの有無を先に確かめる。警告症状がなければ、膝を伸ばし、足首をすね側へゆっくり反らして収縮した筋肉を伸ばす。
鼻血では、椅子に座って顔をやや下へ向け、小鼻の軟らかい部分を5〜10分続けて圧迫する。頭を打った後の出血や呼吸・意識の異常では119番を急ぎ、止まらない出血や反復は耳鼻咽喉科につなぐ。
気道異物による窒息では、強い咳が続く間は咳を促し、声が出ない、咳が弱い、顔色が青黒い場合は直ちに119番へ通報する。成人・小児は背部叩打法から腹部突き上げ法へ進む一方、乳児には背部叩打法と胸部突き上げ法を用いる。
暑い場所で会話が成り立たない、自力で水を飲めないといった変化があれば、熱中症を疑って119番通報と冷却を同時に進める。一般の現場では水で皮膚を濡らして風を当て、冷水浴は設備と人員を確保した運動現場で用いる。
砂やほこりによる軽い異物感では、目をこすらず、まばたきと涙で流れるかを確かめる。化学物質や勢いよく飛んだ異物、続く痛みや見え方の変化は家庭処置の範囲を超え、速やかな洗眼と眼科受診が要る。
すり傷では、かさぶたを作ることより、まず水道水などの清潔な流水で砂や泥を落とすことが初動になる。出血が止まらない、異物が残る、赤みや痛みが強まる場合は、家庭で処置を続けず医療機関につなぐ。
日焼けは数時間後に症状が強まるため、気づいた時点で日光を避け、冷たいシャワーや濡れた布で皮膚を冷やす。意識の異常や水分を取れない状態は熱中症の併発も考え、皮膚の手当より119番通報を優先する。