医療データをAIにつなぐ「FHIR」 日本の共有基盤と実装の壁
電子カルテの項目名やコードが施設ごとに異なれば、AIは同じ意味のデータを同じものとして扱えない。FHIRは医療情報を共通のリソースに分けて交換する規格で、日本の電子カルテ情報共有サービスでも実装が進む。
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電子カルテの項目名やコードが施設ごとに異なれば、AIは同じ意味のデータを同じものとして扱えない。FHIRは医療情報を共通のリソースに分けて交換する規格で、日本の電子カルテ情報共有サービスでも実装が進む。
漢方を扱うAIの実力は、デモ画面の回答や単一の正解率からは判断しにくい。日本で導入を検討する際は、使用目的から医療機器該当性を確かめ、学習資料、性能評価、データ管理、相互運用性、最終判断の責任までを分けて見る必要がある。
生成AIの計算量が膨らむなか、クラウド各社はGPUに加えて自社設計のAIチップを使い始めている。ASICが有利になるのは処理内容と需要が安定した場合で、モデルの変更が多い開発や小規模運用ではGPUの柔軟性が残る。
OpenAIが米証券取引委員会へIPOの登録届出書案を非公開で提出した直後、米国の42州司法長官による調査が明らかになった。召喚状は広告や利用者の定着策に加え、健康データ、未成年者と高齢者への対応、社内の安全方針まで広く文書を求めている。
AIを使うソフトでも、健康管理の補助と診断・治療を左右する医療機器では規制の入口が異なる。米国、日本、EUはいずれもリスクで線を引くが、米国は機能の除外、日本は薬機法上の該当性と承認後の変更計画、EUは製品規制に重ねるAI法を軸にしている。
免疫学者Derya Unutmaz氏の研究室では、2022年に得たT細胞の実験結果を説明できないまま研究が止まっていた。GPT-5 Proは未発表データから機序の仮説を組み立て、別に行われていたCAR-T細胞の実験結果と同じ方向を予測した。
生成AIが出した化学の仮説は、実験で確かめなければ発見にはならない。GPT-5.4とMolecule.oneの事例は、1万80件を処理する自動実験室と人間による再検証を組み合わせ、探索量を広げた成果だ。
AIモデルの大型化で、データセンターは演算性能を使い切るためのメモリー容量と帯域幅を確保しにくくなっている。AMDが買収したMEXTはフラッシュをDRAMの補助層として使うが、帯域幅の壁を解消する技術ではない。